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シリーズ:悪魔のスマホ
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悪魔のスマホ

作者:宙 佳吹

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

    弘司と洋子は、突然スマホが故障したため、無料のスマホを入手した。ところが、そのスマホは、超ヤバーイ、 スマホだったー! その後、何人もの男女が、そのスマホを入手した。そして、ある時間になると――!!


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    悪魔のスマホ 5647文字

     

     
    やがて、0時になった時、
     
    弘司と――
     
    洋子の――
     
    使ってるスマホが、それぞれビカッと光った。
    その瞬間、2人の体は――
     
     
     
    和也と由実も――
     
    久夫と奈美も――
     
    やはり、0時過ぎまで電話していた。
    するとスマホが、ピカッと光り――
    それぞれの体に、奇怪な事が起きた。
     
     
     
    翌朝――
     
    大阪市の和也の家族と――
     
    静岡市の由実の家族は――
     
    あまりの光景に、腰が抜けるほど驚いていた。
     
    ベッドで座っている和也の体と――
     
    ベッドで横座りしている由実の体の――
     
    縦半分が機械でカットしたように無くなっているのに、
    出血は全く無いという状況だった。
    その傍には、変な色のスマホがあった。
     
     
    また同じ頃――
     
    秋田市の久夫の家族と――
     
    鹿児島の奈美の家族も――
     
    あまりの光景に、気絶するほど驚いていた。
     
    ベッドに半分寝ている久夫の体と――
     
    ベッドで座っている奈美の体が――
     
    骨が無くなったかのように平たくダラ〜ンとなった状態で、
    死亡していたのだ。
    近くには、変な色のスマホがあった。
     
     
     
    そして、やはり同じ頃――
     
    名古屋のホテルに宿泊中の弘司も――
     
    山形のホテルに宿泊中の洋子も――
     
    チェックアウトしないため、それぞれの関係者が部屋を訪れた時、
    あまりの光景に、声も出ないほど驚いた。
     
    ベッドに座っている弘司の体と――
     
    ベッドに半分寝ている洋子の体が――
     
    炭のように真っ黒になった状況で、亡くなっていたのだ。
    横に、変な色のスマホがあった。
     
    山形署の捜査員の依頼で、ホテル山形の従業員が、
    洋子の部屋に設置したビデオカメラの映像を提供した。
     
    そこに映っていた光景は――
     
    ベッドで洋子がスマホを使っていると、スマホの画面が光った。
    すると洋子の表情が石のように固まった。
    スマホの画面から出た赤い光が、洋子を包み込むと、段々と
    洋子の全身が黒く変色していき、炭のように真っ黒になった。
     
    ――というものだった。
     
     
    署員は、すぐにスマホを調べたが、何の異常もなかった。
    つまり、スマホ自体は普通のスマホだったのだ。
     
     
    それぞれの市の、所轄署員の懸命な捜査にも関わらず、
    6人を殺害した犯人は、まったく不明のままだった。
     
     
     
    そして、いたずらに月日だけが過ぎていった。
     
     
    半年ほど経った、ある土曜日――
     
    京都市に住むデザイナーの吉昭は、急なスマホの故障に困っていた。
     
    事務所を出た時、パーキングの向こうに、
    『無料のスマホ有り。本日限り!』
    という看板を見つけた。
     
    吉昭は、そのショップに入ってみた。
    すると、どことなく陰気な感じの女店員が現れた。
    吉昭が事情を話すと、その女店員は、
    「お客様は、本当にラッキーですよ。
    今、このグレーのスマホのみ無料なんですが、
    本日は特別に、10日分の通話料も無料なんです。
    もちろん、ネットもタップリ楽しめます」
     
    「へー、それは良かった」
     
    「それから、お客様が所持しておられる、スマホの情報は、
    全て転送できますので、今すぐお使い頂けます」
     
    「じゃ、宜しくお願いします」 
     
     
    その友達で、札幌市在住の看護師の由紀も、スマホが起動しなくなり、
    駅で困っていた時、
     
    『0円のスマホ、あります!』
    という看板を見付けた。
     
    由紀も、そのショップで似たような説明を受け、グレーのスマホを
    契約した。
     
     
    それから1時間後――
     
    四国の徳島に住む、漁師の浜雄も、港に向かう途中、スマホが故障して
    困っていた。
    「参ったな‥‥。きょうアイツの誕生日なのに‥‥」
     
    ふと倉庫の横に目をやり、
     
    『特別セール! 無料のスマホ有り!』
    という看板を見て、そのショップに入った。
     
    そして、グレーのスマホを契約した。
     
    その友人の、東京でタクシードライバーをしている日出香は、
    自宅を出たところで、スマホが異常になった。
     
    「もー‥‥最悪‥‥」
    と溜め息をつきながら、目を向けると、
     
    『スマホ、今なら無料機種あり!』
    という看板があった。
     
    日出香は、すぐにショップに入り、グレーのスマホを契約した。
     
     
    それから半時間後――
     
    和歌山に住む小学校教師の隆広は、職員室でスマホを出して驚いた。
    まったく起動しないのだ。
    「おかしいな‥‥。さっき使えたのに‥‥?」
     
    椅子に座った時、掲示板のチラシが目に入った。
     
    『スマホ、この機種のみ、0円!』
     
    「グレーか‥‥。無料ならいいか‥‥」
     
    近くの一般電話から問い合わせて、予約した。
     
     
     
    その友人で、沖縄在住の学生の智子は、昼食後、スマホの故障で
    泣きそうになっていた。
     
    その時、教室の窓から、
     
    『本日、無料のスマホあります』
    という看板が見えた。
     
    智子は急いでショップに行き、グレーのスマホを契約した。
     
     
    その日の夜――
     
    吉昭と由紀も――
     
    浜雄と日出香も――
     
    隆広と智子も――
     
    0時過ぎまで電話していた。
    すると、それぞれのスマホが光った。
    そして、彼らの体は――
      
     
     
    翌朝――
     
    京都の吉昭の家族と――

    札幌の由紀の家族は――
     
    とんでもない光景に言葉を失っていた。
     
    ベッドに座った吉昭の体と――
     
    ベッドから降りようとしている由紀の体は――
     
    まるで、風船のように膨らんで死亡していたのだ。
     
    腰のあたりにスマホが落ちていた。
     
     
    徳島の浜雄の家族と――
     
    東京の日出香の家族も――
     
    信じられない状況を見て、呆然としていた。
     
    ベッドに座った浜雄の体と――
     
    ベッドで寝かけている日出香の体は――

    首のところと胴のところと腰のところで、グニャリと折れまがり
    亡くなっていたのだ。
    近くには、グレーのスマホがあった。
     
     
    和歌山の隆広の家族と――
     
    沖縄の智子の家族も――
     
    想像を絶する有様に正視できなかった。
     
    ベッドから立とうとしている隆広の体と――
     
    ベッドに座っている智子の体が――
     
    まるで何かに左右から挟まれたように、板状に変形して
    死亡していたのだ。
     
    やはり近くに、グレーのスマホがあった。
     
    それぞれの現場にあったスマホは、普通のスマホだった。
      
    半年前の惨殺事件と酷似――などとマスコミが騒ぐ中、
     
    それぞれの市の所轄署と、警視庁が――
    必死で捜査したが……成果は得られなかった。
     
     
     
     
    そして、また月日は流れ‥‥
     
     
    さらに半年後のクリスマス・イブの午後――
     
    奈良に住むホステスの順子は、スマホの異常に困っていた。
    「困ったわ‥‥お客のデータが‥‥」
     
    その時、その看板が有った。
     
    『無料のスマホ、あります』
     
    順子は迷わず、そのショップに入った。
     
     
     
    その友人で、新潟に住むホストの道男も、スマホが起動せず、
    まいっていた。
     
    そして、その看板を見つけた。
     
    『今日だけ、この機種だけ無料!』
     
    道男も、そのショップに向かった。
     
     
     
    ――The End――

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