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シリーズ:【ゼロコンマ続編発売決定!】ご褒美×お仕置き(お題で誕生日祝い)
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【ゼロコンマ続編発売決定!】ご褒美×お仕置き(お題で誕生日祝い)

作者:岡野 こみか

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

    ゼロコンマ続編発売決定しました! 応援ありがとうございました!
    ……こちらはそれとは何も関係ないゼロコンマSSなのですが(汗)。
    櫛名田さんのお誕生日祝いに、お題をいただいて書いたゼロコンマSSです。
    お題「ラッキー」「チョコ」「鼻血」でえろいの。
    櫛名田さんの許可をいただきましたので、せっかくなのでゼロコンマ続編のお知らせと共に、こちらに再アップさせていただきます。

    えろいの……ということで、そこそこガチになってしまい、これでお祝いになるのかどうか……すみません(汗)。
    ゼロコンマのバックストーリーとして書かせていただきました。


    登録ユーザー星:3 だれでも星:4 閲覧数:544

    【ゼロコンマ続編発売決定!】ご褒美×お仕置き(お題で誕生日祝い) 2559文字

     

    ゼロコンマ お誕生日祝い
    (お題:ラッキーとチョコと鼻血でえろいの)
    『ご褒美×お仕置き』


     ご主人様は、ちょこれーとが好きだ。
     俺をを散歩に行く途中にも、よくそりゃ嬉しそうに食べていた。
     特に魅力的な匂いはしないのだけれども、その嬉しそうな様子はすごく気になって。
     いつか、食べさせていただけないかとずっと思っていた。
     ある時、ふいにその機会がやってきた。
     散歩中。
     雨が降ってきて、バス停の屋根の下で雨宿りをしてたんだ。
     ご主人様は鞄からチョコを取り出して一口食べると、俺の方を見た。
    「すっごい雨だなぁ。しばらく帰れそうにないし……食べる?」
     そりゃもう大喜びで口にしようとしたその時だった。
    「こら、零! 犬にチョコをやっちゃ駄目だとあれほど言っただろ!」
     ……そのチョコレートは迎えに来た壱郎に、物凄い早さで奪い取られたのだった。

       ※※※

    「……んぅー、壱郎様ぁ、そりゃないですよぅ……うぅう〜」
    「起きろ、ラッキー」
    「うぅー……はっ! おはようございます、壱郎様!」
    「随分よく眠っていたようだな」
    「ええと、それは……すいませんでした!」
    「いや、別にそれは構わない。今日は、お前に教えておきたいことがある。
     慌てて居住まいを正した俺に、壱郎様は苦笑を向ける。
     よかった、怒ってはいらっしゃらないらしい。
     壱郎様は、俺のご主人様だ。
     性格には、ご主人様のお兄様。
     そして、今の俺の命運を握っていらっしゃる方。
     俺は、一度死んだ。
     そして、犬でもなく人でもない、それぞれの魂が融合した存在『異形』として生まれ変わった。
     外見は、人間にそっくりだ。
     だけど、前のままの耳と尻尾はちゃんとついている。
     異形を祓うお仕事をしてらっしゃる壱郎様によると、通常は異形は危険な存在らしい。
     だけど俺は悪さをしないようだからと、前のままの犬の姿でしばらくはペットとして過ごさせてもらっていた。
     あの事件が起こるまでは……
     今は、壱郎様の管理の元、一人、隔離されている。
     そんな壱郎様が、俺を起こしたのは一体どんなご用だったのだろう。
    「言ったろう。頼みがあると」
    「……何でしたっけ」
     よく寝ていたせいか、記憶がぼやけている。
     が、次の壱郎様の言葉ではっと蘇る。
    「死んでくれ」
    「はい、分かりました!」
     そうだ、俺は壱郎様に頼まれたのだった。
     壱郎様に変わって、零様に説明しなければ。
     そして、死ななければ。
    「なら、おいで」
     壱郎様が手招きする。
     俺は素直にそちらに向かう。
     犬だった時そうしたように、壱郎様の前に畏まる。
     壱郎様の手が、頭に触れる。
    「くぅ……ん」
     昔と同じ撫で方に、思わず喉が鳴る。
    「いい子だ、ラッキー」
    「くぅ……」
    「零も、同じ様に可愛がってくれ」
    「ん……俺が、ですか?」
     少しニュアンスの違った言葉に、僅かに首を傾げる。
    「そうだ。俺が……お前にするのと同じ様に」
    「壱郎様と、同じ」
    「同じことを、零に……」
     そう言って壱郎様は、俺の手を引いた。
     踏ん張ろうと思ったのは一瞬。
     足を取られ、そのままひっくり返る。
     仰向けに転がった上に、壱郎様が伸し掛かる。
     重いかと思ったがそうでもない。
     上手く体重を分散させているらしい。
    「これを、零様に……?」
    「……そうだ」
     驚いた様子で見上げるが、壱郎様の表情は影になって見えない。
    「ええと……怒られません?」
    「怒られても、するんだ」
    「それでも、ええと……」
     俺の頭の中に、ふとある単語が浮かぶ。
    「その……零様が“はつじょうき”でなくても……あ痛っ」
    「俺の弟を雌犬と同列にするな!」
     殴られた。
    「す、すいません……」
     恐縮した俺に、壱郎様は咳払いすると少し声色を変える。
    「お前は少し黙れ」
    「すいません……」
    「抵抗したら、こう言え。『自分を壱郎だと思って、身を任せろ』と――」

    「わ、ふ……っ」
     壱郎様の与えて下さる律動が、俺の全身を支配していた。
     壱郎様は俺と何度も唇を重ね、服を脱がせた。
     そして胸を、首筋を刺激する。
     ここが、零の弱い箇所だと言い添えながら。
     そして俺を獣のように……その通りなのだが……四つん這いにさせて、後ろから。
    「あ……くぅ、ん……っ」
     突き上げられる度に、声が漏れる。
     犬だった時には、いや、人でさえそう味わったことのない感覚が全身を走る。
    「わぅ……い、壱朗、様っ」
     たまらず声を上げた時、鼻先からどろりと熱い感覚が流れた。
     それは口に入る前から、匂いで分かっていた。
     血だ。
     興奮が限界に達したのだろうか。
     鼻血が流れ出していた。
    「あ……んっ、いちろう、さま……っ」
     それでも壱郎様の動きは止まらなかった。
    「くぅ……ん」
     むしろますます激しさを増し。
    「わぅう……んっ!」
     俺は鼻血を流しながら、ぶるぶると全身を震わせ快楽を受け止めていた。

       ※※※

     ことりと、顔の横に何かが置かれたような気がした。
     小さな箱。
     この箱には、見覚えがあった。
    「気が付いたか?」
     壱郎様の声がした。
     珍しく優しい声。
    「壱郎様……」
    「少し、やりすぎたか? 鼻血は止まったが、大丈夫か?」
    「はい! ありがとうございます!」
     壱郎様が心配してくださるのが、純粋に嬉しくて思わず跳ね起きた。
     その拍子に、箱が転がった。
    「あ、これは……?」
    「ああ。少し早いが誕生日プレゼントだ」
    「プレゼント……私にですか!?」
     そう言えば、昔から春になると零様が何やらプレゼントを渡してくれていた。
     ガムだったり、缶詰だったり、いつも美味しい物。
    「お前、以前から食べたがっていただろう。異形になったからもう食べても大丈夫……チョコレートだ」
    「あ」
     壱郎様の言葉に、はっと気づく。
     そして箱を空けた。
     ……申し訳なさそうに。
    「ん?」
     箱の中は、殻っぽだった
    「これは……」
    「すみません!」
     地面に頭を擦り付けんばかりに平伏する。
    「ラッキー?」
    「あの、箱に俺の名前が書いてあったので開けて……食べてしまいました!」
    「お前……」
    「すみませんすみません、せっかく用意していただいたのに、許可を頂く前に食べてしまって!」
    「……全く。じゃあ先程の鼻血も、このチョコのせいか……」
    「申し訳ありません! どんなお仕置きでも受けますので!」
    「お仕置き、か……」
    「あ、でもゴハン抜きは……」
    「安心しろ」
     壱郎様が、小さく笑った。
     その事にほっとする。
     それは決して人を安心させるような笑みではなかったけれども。
    「お仕置きといえば、俺の中でする事は決まっている」
     見上げる俺に、壱郎様の笑顔が近づいてきた。

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    コメント

    • ブラボー!!!
      楽しくってエロイお話しをありがとうございます。
      チョコと鼻血とお仕置きと!そしてご褒美♪
      すばらしいですっ! うれしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

      ひやっほ~♪わーいわーいわーーーーい!

      わらしべ長者になった気分です。
      これからも頑張ってください。楽しみにしてます♪
      • 1 fav
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    • 遅ればせながらのコメントですいません。
      喜んでいただけて嬉しいです。
      櫛名田さんにはいつもゼロコンマのとても美しいイラストをいただいているので、そのお礼の何十分の一にもならないかもしれませんが、お題いただいて書かせていただきました。
      これからも、よろしくお願いします。
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    作者紹介

    • 岡野 こみか
    • 作品投稿数:26  累計獲得星数:240
    • 『ゼロコンマ』シリーズが4巻までRentaさん、パピレスさんから配信中!
      デスゲーム×BL小説『ビースト・ゲーム』も配信中です。
      これらが形になったのは、全て皆さんのおかげです!
      心から感謝させていただきます。
      これからも、もっと、色々書いていきたいなと思います。
      よろしくお願いします。

      文章書き、の端っこの端っこです。
      BLもラノベも、まだまだ初心者です。
      現在、クリエイティブRPG「三千世界のアバター」(http://s-avatar.jp/)にてゲームマスター(ライター)をやってます。←皆様のキャラの活躍を小説にしています。
    • 関連URL
      twitter:https://twitter.com/komi70241055

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