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シリーズ:ラボ棟の地下室
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ラボ棟の地下室

作者:緑山 咲夜

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

    大学のラボ棟実話の続きです。実は、8階より地下がもっともヤバい処でした。あそこで哲也できる者は一人だけだそうです。


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    ラボ棟の地下室 1126文字

     

    土地的に色々、因縁のあるところです。今でも人を寄せ付けない場所があります。ラボ棟の地下1階実験室です。さほど広くは無いのですが、地下でなければデキナイ実験の為の設備があります。そこの実験室の前のドア付近。決して暗くはない照明が、霞んだようにしか見えず、気温とは明らかに違う背筋を這い上がる寒気が常にするところだそうです。あまりの嫌な空気に学生は決して一人では行かず、必ず2人以上で降りていくのが常識でした。そんな地下室に、どうしても行かなくてはならなくなったA君は、同研究のB君と話して2人で降りていきました。もちろん、昼間の時間帯に。

    用事があるのはA君なので、地下室のドアーを開けて中に入りました。明るい照明のはずなのに、部屋の中は異様な冷気が漂っていて、それを感じたB君はドアーを開けたまま、中には入りませんでした。

    「ここにいるから。さっさと済ませてこいよ」
    そういうB君にA君は、わかった。絶対そこに居てくれ。といい、さらに中に入り、実験機を動かし始めました。
    静かにモーター音と共に計測器が動き、数値をはじき出し始めました。予定では1時間そこそこ。無駄話などで、時間つぶしをしていればいいだろう。時間帯は昼を少し過ぎたばかりだし。そんな気のゆるみに、うっかり先日の地下室で見てしまった!と騒いでいたC君の話題を出して笑った5分後。
    実験機のモーター音が速度を落とし、半分以下に。
    このままではせっかくの培養地がダメになる、とA君はあわてて機械の傍に行きました。

    それをドアーの処で見ていたB君の背中を、全身鳥肌が立つほどの冷気が覆いかぶさってきました。
    背中に人の気配もはっきり感じます。
    振り向く事がとても怖くて、後ろを向けません。

    震える声でA君を呼びます。

    「ヤバい。まずい。置いて出よう」と。

    でも何故か、A君は、あと少しだから待ってて。と言います。ここがどんなところか知っているはずなのに。
    そんな考えがB君の脳裏をよぎったそうです。
    「まだかよ!早くしろ!やばいって!」

    振り向く事が出来ないB君の足が震えて・・・・


    「ちょっと待って。電源止めないと。壊れたら教授に怒られるだけでは済まないぞ」
    そういうA君は、足元の電源を見ようとかがんだ瞬間。


    B君の頬を、氷の手がベタリと撫で上げたそうです。


    「うわぁーー!!」




    B君は叫びながら、地上への階段を駆け上がって行ってしまいました。


    「あ!おい!」

    尋常ではないB君の様子に、A君も恐怖を感じ、
    実験機も培養地もそのままにB君の後を追いかけていきました。


    8階のラボまで駆け込んで、半べその2人に回りの学生達は、「逃げるタイミングを間違えると死ぬぞ」と口を揃えて言ったそうです。


    あれが何だったかなんて、知りたくもないそうです。


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    コメント

    • 怖がらせるだけでなく、逃げるタイミングを間違えると死ぬなんて怖い!ほんとにやばいところなんですね。どんな因縁があるのかすごく知りたいです。
      • 1 fav
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    • どんなところなんでしょうかね(笑)学生達は、こういう処だから・・・とそのまま受け止めてしまっているので、さほど気にしていない?ように聞こえました。若者の柔軟性ですねwww
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    • それもある意味怖いな…
      • 0 fav

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    作者紹介

    • 緑山 咲夜
    • 作品投稿数:73  累計獲得星数:107
    • 雑食化が酷くなりつつ・・・。
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