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シリーズ:それはリストラから始まった
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それはリストラから始まった

作者:栁瀬 彌月

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

    [BL]
    俺、阿久津啓吾はリストラにあい、ストレス解消でお酒を飲んでいるとトラブルに巻き込まれた。そこで桐ケ谷玲人に出会った。玲人のチェーンに通された指輪のネックレス。なぜかな?指輪を見るたびに俺の右脳が指輪に疼く……


    登録ユーザー星:4 だれでも星:4 閲覧数:2081

    それはリストラから始まった 19282文字

     

    ■ それはリストラから始まった

    「あ……ッ あ……」
     俺の吐息が寝室に静かに響く。
     彼が俺のペニスに舌を絡めながら嘗め回しペニスの裏筋辺りを指の腹で摩ると少しずつ蜜が出てくる。
     ペロリと先端を舐めるとおもむろにペニスを口に含んだ。そして涼しげな瞳で見つめられると小腸の奥底に例えようのない疼きと火照りが徐々に拡がり俺を襲う。
    「あ、あ…… き…… と……」
     彼は吸いながら唇で扱き始めた。カリの部分に唇が幾度どなく触れる。
    「ふっ。あ…… っはっ」
     次第に俺の息が荒くなっていく。
     細く長い指が菊を拡げて中に入ってた。指で円を描くようにほぐされていく。二本目の指が入ると俺は前も後も出し入れされ続け、更に喘ぎ声が大きくなる。
    「あっ、ん…… 玲人…… 我慢できない……」
    「啓吾、入れるよ。足をもっと開いて」
     言われるがまま俺は股を開くと彼は暫くの間、菊をジッと見た。
     自分でもヒクヒクと菊がヒクついているのが解る。恥ずかしさと彼に見られていると思うだけで、躰中が敏感に反応し腰が自然と浮いてしまう。
    「意地悪だな……」
     俺の言葉に彼は微笑むと俺にキスをした。
     ぬるりと彼が俺の菊の中に入って来た。焦らすようにゆっくりと腰を動かし始めると彼のチェーンに指輪を通したネックレスも同様に揺れ始めた。
    「はぁ、はぁ、はぁ…… 啓吾……」
     段々と彼の息が荒くなっていくと動きが速くなり、俺の快感の感覚も早くなっていく。
    「うっ……」
     グイグイと奥底を突き上げられると俺の躰は快感と痛みが混在し疼き続ける。
    「玲人…… 当たる、気持ちがいい。イキそうだ」
     俺の言葉に彼はギュッとペニスの根元を掴んだ。
    「イテっ」
    「まだだ。啓吾、まだだ。もっとお前を感じたい」
     ペニスの根元を掴んだまま更に激しく動き、彼のペニスが俺の前立腺を攻め続ける。
    「あ、あ…… 玲人、気が狂いそうだ。早く……」
     懇願してもペニスを離してもらえず俺はシーツを握りしめ、悶絶しながらのけぞる。
    「あっ。あっ、玲人。玲人」
    「はぁ、はぁ、啓吾…… いくよ」
     言うと同時に彼はペニスを離し、より奥深くまで数回突いてきた。
    「うっ……」
     と、うめくと同時に一緒にイッた。お互い躰の震えが止まらない。
     彼がゆっくりと俺から抜くと、痙攣した俺の菊からトロリと玲人の蜜が流れ落ちる。
    「はぁ、はぁ、啓吾……」
     彼の髪は、汗で濡れて乱れた感じが美しい。

     彼に出逢ったのは、秋の気配が感じられる十月。身も心も…… 手持ちさえも肌寒い日だった。俺はその時の出会いが彼との初対面だと疑わなかった。
     俺はリストラで会社を首になっちまった。それもミスった覚えのない見積が原因で…… 部長に嵌められた。
     親友の巧に鬱憤を晴らすつもりで居酒屋で愚痴を聞いてもらいながらしこたま飲んで、次にバーに入ったけど、ここどこだっけ? そこは初めて入ったバーだった。
     四方から淡いブルーの照明が中央に置かれたピアノと胡蝶蘭を浮き彫りにし、不思議な雰囲気をかもしだしながら店内を上品に演出している。とても酔っ払いが来る様な店ではなかった。
    「俺はさ、それなりに営業の結果も出してたよ。なのに相性が悪いからって部長のヤツ。俺を嵌めやがってグジュ。悔しいよぉ〜」
    「啓吾、分かったから泣くなよ、よしよし」
     カウンター席でウィスキーを右手に持ち鼻水タラタラで泣いている俺の肩を叩きながら慰めてくれている巧は、学生の頃から親友で面倒見が良い。お互い、落ち込んだ時は二人で飲んで励まし合ってきた。
    「次の仕事もすぐ見つかるよ」
    「ん…… 愚痴を聞いてもらっている内にガス抜きができたよ。ありがとな」
     部長への怒りもだいぶ落ち着いて、ゆっくりと飲み始めたころ突然ピアノの音色がかき消された。
    「やめてください!!」
     甲高い声につられて振り向くとサラリーマン風の酔っ払いに手首を掴まれた女性が必死に振りほどこうとしていた。
     周りも突然のことでざわめいてBGMなんて耳に入らない状況下になってしまっている。
    「ねぇ彼女達、いいじゃんか。今から遊びに行こうよ」
    「お客様、ここは静かに飲むところです。大声や乱暴は止めて頂けませんか?」
     店員が二人の間に割り込んで止めに入るが逆に酔っ払いの声が一層大きくなった。
    「うっせんだよ! てめぇ!」
     彼女を掴んでいた手で今度は店員の胸ぐらをつかんで押し倒すと、座り込んでしまった彼女を連れの女性と男性客がその場から遠ざけた。店内には一瞬安堵の空気が流れた。
    「啓吾あれヤバイよ。って、あれ啓吾?」
     巧が隣を見ると座っているはずの啓吾の姿は無く、巧は視線を酔っ払いに戻した。
    「おい、止めろって言ってんだろ!」
     つい、俺の正義感が立ち上がってしまった。相手の左肩を掴んで自分に引き寄せた時、俺ってカッコイイ? と思った瞬間
    「何だと! テメェ」
     ガツンと顔を殴られた……
    「やりやがったな」
     俺も酔っ払いに殴りかかって喧嘩になってしまった。
     俺のパンチが相手の顔面をとらえた。すると仰け反りながら酔っ払いは近くのテーブルにあったビンやグラスやらを俺に投げてつけてきた。
     カッコよく避けたつもりが所詮俺も酔っ払い、避けれる訳もなくヨロけて酔っ払い相手共々テーブルに倒れこんでしまった。そのまま取っ組み合いが始まると
    「お客様、止めてください」
    「啓吾、止めろ」
     店員が酔っ払いを、巧が俺を抱え引き離した。そこに相手のストレートパンチが……

     ―ー 目を覚ますとそこは留置所だった ―ー
    「う〜ん 背中、痛い……」
    「君、目が覚めたかね?」
     いぶかしげに警察官が覗き込んでいる。ってなに?
    「え、ここどこ? あんた誰?」
     俺は留置場に敷かれたクッションの悪い布団から起き上がり、フラッとよろけながら警官に寄りかかるとガタイの良い警官は片手で軽々と俺を支えてくれた。
    「ここは警察、私はおまわりさん。器物損壊で逮捕ね。起きたんなら事情調書とるから来て」
    「え? ちょっと待って、何言ってんの? おまわりさん俺悪くないっすよ。女の子助けただけじゃん」
     俺は警官の後を追って留置所を出た。
     今まで真面目に生きて来たのに、人助けで前科モンなんて冗談じゃない、どうしよう。どうする俺!
     頭の中が混乱している中、連れて行かれたのは取調室ではなく待合室だった?
     そう広くない待合室の奥でテーブルの側に朝日を背に立つ一人の男性に俺は目を奪われた。
    「桐ケ谷さん、お待たせしました」
    「いえ、波賀さんこの度は騒ぎを起こしてしまって申し訳ありません」
     深々と頭を下げた桐ケ谷の肩に手を置くと波賀はイスを勧めた。
    「桐ケ谷さん、あれは酔っ払い同士の喧嘩ですから。さ、お座りください」
     彼は、勧められたイスに座らず俺に歩み寄ってきた。
     桐ケ谷? バーのオーナーかな? そう思いながらも彼から目を離すことが出来ない。
     薄い藍色の瞳、額を隠す少しウェーブのかかった前髪に襟足までの後ろ髪。肩幅は…… 男性にしては狭い感じがする。色白で細く長い指。綺麗な指だ。身長は175、俺と同じ? いや、俺の方がちょっと低いかな? 
     彼の白い首元にはキラリとネックレスが光った。指輪にチェーンを通しただけのネックレス。
    「昨夜はありがとうございました」
    「?」
     俺に軽く会釈した彼の指輪のネックレスが緩やかに前後に揺れる。俺の右脳が指輪に反応して疼く……
    「さぁさぁ桐ケ谷さんお座りください。君も座って、君、名前は?」
     波賀は二人を促し自分も座ると婦警が持ってきたお茶を彼の前に置いた。
    寒々としていた待合室が人の体温でやわらかな空間に変わっていく。
    「安久津啓吾っす」
     波賀に聞かれたのでぶっきらぼうに答えソファーに座ったけど、お茶の置き方一つとっても俺と彼へ対する態度がな〜んか違いすぎる。
    「……」
     彼は無言で目の前に座っている俺を見つめている。その視線に俺はなぜか恥ずかしくなり目を逸らした。
    「桐ケ谷さん? どうかしましたか」
    「え? あ、波賀さん、すみません。何でもありません。安久津啓吾さん、テーブル、イス、照明諸々賠償は100万円になります。」
     彼は長い足を組んで、手に持ったファイルを開いて淡々と賠償金額を言った。

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    作者紹介

    • 栁瀬 彌月
    • 作品投稿数:5  累計獲得星数:50
    • みなさんを引きつける小説を早く書けるようになりたいと思う今日この頃……言葉で表現するって本当に難しいですね。
      イラストや写真はホームページにて公開しています。
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      Hobby and novel ―小説家への夢―:http://mitsuki0novelist.web.fc2.com

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