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シリーズ:モテる男は辛い!
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モテる男は辛い!

作者:電脳ポット

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

     モテ男の苦悩を、吐露してみました……
    「理想の嫁は、風俗女」のモテ男版です!


    登録ユーザー星:1 だれでも星:2 閲覧数:1036

    モテる男は辛い! 3076文字

     

    「俺は、女にモテる!」

     改めて言わせてもらうが、これは嘘でも冗談でもない!!!

     こんなことを言うと「なに、自慢話しているんだ!」と、また非難されそうだが、俺にとって、モテることは不幸以外の何ものでもない。それに、女で良い思いをしたことなど、一度もないし、逆に、悪いことばかりだ! しかも俺は、以前にも言ったが、まだ、誰とも付き合ったことがない!!! ネットの奴らは、俺が、毎晩いろんな女と付き合って「良い思いをしてやがる」などと言っていたが、とんでもないことだ!

     確かに、女達は周囲で騒いではいるが、俺との距離を、一向に縮めようとはしない! まさに、周囲を取り巻いているだけだ! そのくせ、俺が一人の女に声を掛けようものなら、途端に騒がしくなる。ある女は「恋の手助けをしよう」と、その彼女に優しく近づき、懸命に世話を焼くふりをする。また、ある女は「彼は、皆のものだから」と、その彼女を牽制する。だが、そもそも俺は、誰のものでもないし、いや、一人の女のものでありたいとすら願っている。だが女達は、俺と話しすらしたことがない女もいるのに、自分達の所有物であるかのように、俺の人生に介入してくる。

     「彼女を手助けしている」と主張する女達も同じだ! まるで恋愛ドラマでも見ているかのように、人の恋愛を楽しんでやがる。
     俺が、上手く彼女を誘えないでいると「どうして、口説けないか? できないなら、私たちに相談すればいいのに」と、TV でも見ているかのように噂話をする。もちろん、口説こうとはしたが、その女達が騒ぎ立てるから、とてもできるものではない。しかも彼女は、その女達にいろんなことを吹き込まれ、次第に身動きが取れなくなり、俺から遠ざかってしまう。これでは口説くどころか、話すことすらろくにできない。それではと、渦中の女達に相談してみると、途端に知らん顔。他の女達に牽制されているのか? 俺に対する想いからなのか、自分たちが、この恋愛ドラマの当事者になることだけは避けようとする。しかも「そんなことあったの?」とばかりに、俺が精神的に破綻して、幻覚でも見ているのかのように、実際に起きた恋愛騒動すら、なかったことにしてしまう。

     さらに、このような経緯は、すべて周囲に筒抜けで、女達は、そのネットワークによって、俺が何気に話したことですら、あっという間に拡散させてしまう。その一方で俺は、周囲で起きている物事だけで、その状況を判断しなければならない。しかも、俺の気持ちを翻弄させるような情報だけは、あえて聞こえるように噂話をし、逆に、肝心なことは、全く分からないよう情報を遮断してしまう。そのくせ「どうして、彼女の気持ちがわからないのか?」と、如何にも俺が、彼女の状況を把握しているかのように噂話をする。これでは、まるで、動物園の檻の中に閉じ込められた、パンダと同じだ!!!

     それでは「肝心の彼女の気持ちは、どうなのか?」と、非難する奴もいたが、俺が気に入った女性が「相手も好きであるとは限らない」ということは分かる。だが、女ってのは不可解なもので、モテる男が好きなのだ。これは、ある種、女の本能とでもいうべきものかも知れない。さほど冴えない男でも、噂が噂を呼び注目を浴びれば、素敵な男に見えるものらしい。
     自慢じゃないが、俺は、人に誇れるような肩書きは持っていないし、収入も、同世代の一般的な年収より少ないと思う。ただルックスは、平均より上だとは思うが、それでも飛び抜けて良いというわけでもない。自分でも、なぜ、モテるのか不思議に思うが、女には、何か特別な判断基準があるのか、なぜか気が付いたら、いつも女達が、周囲で騒いでいた。今までの状況を振り返ってみても、切っ掛けは些細なことで、何となく、一人の女が俺に注目し始めると、徐々に噂が広がっていくような感じだったと思う。
     されど、ここで、俺に彼女が居れば、彼女が居るのだからと、女達も諦めるはずだが、あいにく俺は、そういったことには不器用な人間で、なかなか上手くいかなかった。だが、ある時、これではいけない! と、もっと積極的にならなければと奮起したのだが、もう、時すでに遅く、先ほど言ったような恋愛ドラマが、繰り広げられていた。これでは、原付免許しか持っていない男が、いきなり10tトラックを運転するようなもので、この複雑な恋愛ゲームに、上手く対処できるはずがない。

     でも、そんなに女達に騒がれているのならば「一人くらい、ものに出来るのでは?」との非難もあった。されど、それは誰に声を掛けても同じで、また同じような状況になってしまうだけだった。それに、周囲で騒いでいる女達は、彼氏がいる女も多いし、結婚している女だって居る。
     「そんなこと、ありえない!」って言われたが、事実だから仕方がない。というか、女達は恋愛ドラマを見ていたいだけなのだ。そもそも、俺と直接的には関わる気などないし、現実の男を、ちゃんと確保し、自分たちの恋愛は、それなりに楽しんでいる。

     さらに、それだけではない! もっとややこしい問題もある。それは、女達だけではなく、その彼氏や旦那、それに、その女達を狙っている男までもが、このゲームに関わってくることだ。しかも男達は、もっと積極的に関わろうとするから余計に厄介だ!
     だが結局、女達は、その男のものであり、いずれ、その男達とカップルになるのだから、結果、俺は「ただの恨まれ損!」ってことになってしまう。

     俺に恨みを持っている、男どもよ!

     うらやましいのは、こっちの方だ! 黙っていても、俺は自滅し、いずれ女達は、お前の元へ行く! だから俺のことは、もう、ほっといてくれ!!!

    ・。 。・。 ・

     電子書籍コンテンツ事業部「定例企画会議」

    「以上が、先日、炎上したブログを閉鎖した後、このユーザーが別のサイトで公表した『モテ男の愚痴・決別宣言』だ。彼とは、すでにアポを取っている。おそらく、うちの方でも、恋愛エッセイを執筆してもらうことになると思う。
     そこで皆には、エッセイの他にどのような展開ができるかを、話し合ってもらいたい! ちなみに、提携サイトでの恋愛相談は、すでに上の了承をえている。
     実際のサポートは、三浦君の方で行ってもらうことになるが、今日は、皆が、どのように考えているかを知りたい」

    「でも、部長!」

    「なんだね。水谷君?」

    「あれって、作り話って、もっぱらの噂ですよね……そんな簡単に、うちが乗っちゃって大丈夫ですかね」

    「そんな真実なんて、どうでも良い! 物語としては、良く出来ているし、話題性もある。それに彼は、根っからのエンターティナーだ! マスコミにも顔を出しているようだし、街角アイドルの方が、よっぽどニュースバリューがある時代だ。活用しない手はないだろう。それに、所詮、一過性のものだ。上手く利用して……

    ・。 。・。 ・

     前略 モテ男様
     突然のお便り、失礼いたします。

     あなたが公開されていた『モテ男の愚痴』拝見しました。知人から、あなたが述べられていた「彼女」は、私ではないかと指摘され、初めて、あのようなブログを拝見しました。
     もし、あなたが述べられていた「彼女」が、私のことであるならば、確かに、私は、あなたのことが好きでした。

     でも、それは憧れに近いものです。

     あなたが述べられていたようなことが、全く無かったと言えば嘘になりますが、皆さん、あなたのことを本当に心配していたのです。そして、あなたの知らないところで、あなたのことを気遣っていたのです。
     でも、もう、皆さん、あなたのことを自由にすると決めました。私も、来月には、結婚します。ですから……

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    コメント

    • どこまで書いてどこからボカすか、は確かに難しいと思います。
      (私もそこで悩んでます)

      私は良くなってると思いますが、ほかの方の意見もちょっと聞きたいところですね。

      • 1 fav
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    • 有り難うございます。
      ホント、どこまで描くは難しいですね。
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    • 何度も、すみません m(__)m

      いろいろと考えて、今一度、最後の方を改訂しました。おそらく、こちらの方がある意味、オチが付いたかと思いますが、「どうしてモテるの?」などといった疑問は、さらに深まってしまったかも知れません・・・

      分かりやすくなったのか?逆なのか?
      ホント!難しいです・・・
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    • 「エッセイ・体験談」がどんどん気になってきました。

      ラスト、もうちょっとハッキリして欲しいかな。私の頭では自分の解釈でいいのかちょっと不安が残りました。 
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    • ご指摘、有り難うございます。

      確かに、「理想の嫁は、風俗女」の二番煎じみたいな感じで執筆してしまったので、、、オチよりも、前の方ばかり力を入れ過ぎました。もうちょっと、考えてみます。
      • 0 fav

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    • 最後の部分を修正してみました。
      でも、もっと結末をハッキリさせた方が良いのかとも思いましたが、あえて、少しぼやかしたままにしました。ただ、オチを長くして、余韻を残せば、より読んでいる方に考えてもらえるので、、、それで、、、

      難しいですね。。。
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    作者紹介

    • 電脳ポット
    • 作品投稿数:38  累計獲得星数:48
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