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シリーズ:ルーインド東京
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ルーインド東京

作者:SHUNJU

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    ルーインド東京 33984文字

     

    序章「本震」

    2025年(令和7年)????????
    東京オリンピックの開催から4年。
    日本は新型コロナウイルス流行の完全終息を経て
    今まで通りの日常へと戻っていった。
    日本各地では再開発が進み、
    この年には大阪万博が開催され日本は万博一色により全盛期を迎えていた。
    |後《のち》に、この東京で大震災が起こるとは
    知る|由《よし》もなかった。

    東京・巣鴨

    ゴールデンウィーク前日の巣鴨中学校の放課後。

    幹「またね〜ハルちゃん!」
    遥「それじゃあ またね!幹!」

    私の名前は |平井遥《ひらいはるか》。
    東京都の巣鴨に住むごく一般的な中学2年生。
    明日からゴールデンウィークか
    来週の日曜日から3日間家族みんなで大阪万博に行くの!

    遥「はぁ〜楽しみだなぁ〜大阪万博?」

    そう呟いていた遥は万博を楽しみにして下校した。

    遥「さぁ、家に帰って旅行の準備でもしようっと!」

    そして帰宅後、遥の自宅。

    遥「ただいま〜」
    芳子「あらお帰り、遥。」
    信介「父さんも旅行の計画で、仕事から早く帰ったからな。」

    父親の信介も旅行の計画で仕事から帰宅していた。
    そして、テレビでは大阪万博の中継映像が流れていた。

    アナウンサー「55年ぶりに開催されている大阪万博には
           50万人以上が来場しています!」
    遥「うわぁ〜やってるやってる!あさってから
      万博に行くのとっても楽しみだよ〜!」

    遥は大阪万博の中継映像を観て嬉しそうだった。

    遥「そうだ!遼真にも見せなくちゃ!
      お母さん、遼真は?」
    芳子「遼真なら2階の自分の部屋にいるわよ。」
    遥「うん、ちょっと呼んでくるね!」

    それを弟の|遼真《りょうま》にも見せようと、私は弟の部屋に入ったが、

    遥「遼真、帰ったよ〜」

    ピコピコピコ

    遼真「うわっ!お姉ちゃん!」

    弟の遼真は小学3年生。大のゲーム好き。
    強気な性格で、友達の家によく遊びに行くことがある。

    遥「テレビで大阪万博やってるよ!観ないの?」
    遼真「今ゲームをやってる最中だよ!もう少しでレベルアップなのに!」

    遼真は大阪万博のことどころか、PS5でアクションゲームをしていた。

    遥「全くうちの弟はうちほんと無意識なんだから!」

    遥は呆れてしまった。
    するとゲームオーバーとなってしまい遼真が腹を立ててしまった。

    遼真「うわー!またやられたー!」

    まぁ私の家族はこんなものかな。

    しかし、このような私達の日常は
    長く続くことはなかった。

    その翌日、私は地蔵通り商店街で買い物を済ませて
    帰宅するときの事だった。
    その時、私はその場でLINEでやり取りをしていた。

    「今、地蔵通り商店街にいる。」
    「明日からの大阪万博楽しんでいってね!」
    「おみやげ、よろしくね〜!」
    「うん、わかったよ!行ってくるね!」

    だが、LINEで友人と母親とのやり取りを済ませた途端・・・。
    東京都内ではハトやカラスなどの大群が飛んで。
    更には商店街に揺れを感じ・・・

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    遥「え、何?地震?」

    遥のスマホには緊急地震速報の通知と音が鳴って

    ブーッ!ブーッ!

    そして遂に・・・

    ドーーーーーーーン?

    更に、揺れが強くなり、商店街に物凄く大きな地震が発生した。

    通行人達「わああああああああああああああああああ?」

    その巨大地震は東京都内に広がり

    ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ?

    年季の入ったビルも倒壊し

    通行人「ワアアアアアアア?」

    ガシャーン!

    デパートの窓ガラスも損壊し

    パリン!バリバリ!ガシャン!ギャバーン!

    新宿の高層ビルや浅草の雷門、渋谷のスクランブル交差点も
    揺れがさらに増していた。

    ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ?

    巣鴨の地蔵通り商店街も電線が折れたり、
    品物が吹き飛ばされたり、建物が倒壊するほどの
    非常に強い揺れを感じた。

    ガシャン!ドシャン!パリン!ガチャーン!

    遥は身を守りながら叫んだ

    遥「キャァーーーーー?」

    そして、店の看板も落ちてきた。

    ガラガラガッシャーン!

    そして、数分後・・・
    倒壊した瓦礫の周りに、横向きになって倒れ込んでいる遥
    そして、遥は目を覚ますと・・・

    遥「あれ・・・?私、助かったかな?」

    その場で立ち上がり、その辺りの様子を見てみると

    遥「あっ?」

    巣鴨地蔵通り商店街は変わり果てていた。
    その地震で吹き飛ばされた品物や倒壊した建物で
    すっかりボロボロになった。
    中には倒壊した建物や落ちてきた看板の下敷きになり数十人が死傷したり、
    その瓦礫や破片に当たり、脳挫傷や骨折、血を流してる人も大勢いた。
    更には周囲の人達から避難を呼びかける声も響いていた。

    男性「早く避難した方がいいぞ?」
    大学生「お前そこで何立っているんだ!
        後で余震が来るかもしれないんだぞ!」

    遥は間一髪致命傷を逃れたが、
    東京で巨大地震が起きたことにざわついていた。

    遥「ウソでしょ・・・これが、私達の街・・・?」

    第一章「状況」

    令和7年(2025年)5月3日(土)
    関東地方で最大震度7の巨大地震が発生した。
    地震の規模はマグニチュード8.8
    震源の深さは10km。震源地は飯田橋断層。
    鉄道や地下鉄、航空便等の交通機関は全ての運航を停止し、
    お台場などの臨海副都心では液状化や津波などの水害が発生し、
    杉並区や世田谷区では大規模な火災旋風が発生していた。
    今、東京では更なる大混乱が巻き起こっている。

    被災された巣鴨、遥は急いで自宅に戻ろうとすると
    倒壊された住宅から男の子の呻き声が聞こえた

    男の子「助けて・・・」

    遥はそれを見て気づいた。
    その男の子は留守番中に地震で倒壊した建物に潰されて
    顔は血だらけだった。

    遥「私、今助けるよ!頑張って!」

    遥はその男の子を引きずり出して助けようとしたが
    しかし、遥自身の力では引き抜くことは出来なかった。

    遥「ダメだ・・・私の力だけじゃ、男の子を救えないかも
      そうだこんな時は・・・」

    遥は大声で助けを求めた。

    ポイント? 救助するときは助けを求めよう!

    遥「誰かー!男の子の救助を?」

    すると、通りの向こうからものすごい速さで軽トラックが走ってきた。

    ブーーーーーーーーーーーーーーーンキィーーーーーッ!

    軽トラックは急停止して、その中からは大男が降りてきた。

    遥「うわっ!」
    大男「おう!嬢ちゃん。ガキの救助なら俺も手伝うぞ!」
    遥「はい!お願いします・・・!」

    大男は倒壊した住宅の瓦礫をどかして
    遥はその男の子を引きずり出して救出し、
    涙目で抱き撫でた。

    遥「よく頑張ったね。大丈夫だった?」

    そして大男に病院まで搬送するように促した。

    遥「あの、この男の子を病院まで運んでもらえませんか?」
    大男「おう!任しときな!俺の軽トラで病院まで一直線だ!」

    大男はその男の子を自分に軽トラックの荷台に積んで
    再びトラックに乗って走り去っていった。

    ブーーーーーーーーーーーーーーーン

    大男「ありがとよ嬢ちゃーん?」

    遥は一安心したと思ったが、大事なことを思い出した。

    遥「あっ!こんなことしてる場合じゃなかったんだ!」

    そして遥は、自宅を求めて全力疾走した。
    しかし電線は折れて、建物もほとんど倒壊していた。

    そして遥は無事に自宅にたどり着いたが、騒然としていた。

    遥「えっ・・・?」

    遥の自宅は巨大地震ですっかり変わり果ててしまった。

    遥「あ・・・そうだ!もしかしたらまだ家にいるかもしれない?」

    遥は自分の家族を呼び掛けた。

    遥「お父さーん?お母さーん?遼真ー?いる?」
    遥「ねぇ返事して?」
    遥「お父さーん?お母さーん?遼真ー?」

    しかし、家族に返事を呼び掛けても誰も返事はせず、誰もいなかった。

    遥「ウソ・・・でしょ・・・?」

    絶望した遥は座り込んで落ち込んでしまった。
    すると突然遥の後ろから何者かが声を掛けてきた。

    隊員「おい!そこで何してるんだ!」
    遥「えっ・・・?」

    遥に声を掛けていたのは1人のレスキュー隊員だった。

    隊員「ここにいたら危ないぞ!君も早く避難所に行くんだ!」
    遥「いやぁ・・・その・・・。」

    レスキュー隊員は避難を促したが遥は困惑していた。

    隊員「東京はとても酷い状況だ!君も自分の命を守ることが第一だ。」

    遥は突然立ち上がり、家族で大阪万博に行くこと決心しようと
    隊員に対して、こう伝えた。

    遥「あの、私・・・明日、家族みんなで大阪万博に行くんです!」

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