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シリーズ:タワー・1。
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タワー・1。

作者:えりか。

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
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    近末来ファンタジーっぽいのを目指しています。


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    タワー・1。 936文字

     

     そこには魔法使いが住むと言われている。
     ーーこの地上の底に生と死を操る魔法使いがいると……。

     氷は徐々に溶けていった。
     水位は少しずつ上がり、そのゆったりした速度故に人々は対策を立て実行する時間を得ることができた。
     人々は地下に巨大な街を作り、そして巨大な柱を打ち立てた。
     地下の街から幾本もそびえる巨大な柱は地下を照らす人工の空を支え、そして人工の空の上には巨大な街ができた。
     世界は自然の大地の上に立ち人口の空を仰ぐ地下と、人工の大地の上に立ち自然な空を仰ぐ地上の世界に分かたれた。
     そしていつのころから貧困層や犯罪者などの下層民は煤けた人工太陽が輝く地下の世界に、富裕層や支配階級などの上層階級の人々は恵みを与えてくれる太陽が輝き、温度のない地面を持つ地上の世界にと、それぞれ住み分けるようになっていた。

    「……暗い」
     誰かが小さくつぶやいた声に、他の誰かが小さくうなずいた。
     地上と地下をつなぐエレベーターから吐き出される人々。
     その中に混じって1人の少女が地下の街に足を踏み出した。
     少女に取っては初めての地下。
     立ち止まり物珍しげに空を見あげた少女は先ほど誰かがつぶやいた言葉を口にしていた。……暗い。と。
     そんな少女と同じように立ち止まる数人の人。
     そして立ち止まる人を避けてエレベーターから足早に離れる大多数の人。
     あの人たちは地下の住人なんだろうか。
     寒風に押されているかのように一様に背中を丸めて歩く人々の背中を見送って少女は考えた。
     そして再び天井を見上げてその眩しさに目を細め、首を傾げた。
     ーー何故だろう。
     天井の太陽と天井の太陽はコンピューターで連動されているから明るさは同じはず。改めて見上げると空は先ほど見た地上の空と同じ明るさを持っている。それなのに何故暗いと感じてしまうのだろうか。
     ここが閉鎖された空間で、見上げる空が偽物だと知っているためなのだろうか。 
     ひとしきり空を見上げ、周囲を見回したあと、あまり変わらないな。と少女はつぶやいた。
     地下の街だから高さに限界があり、地上よりも建物はかなり低い。
     それでもビルが建ち並び、 

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    コメント

    作者紹介

    • えりか。
    • 作品投稿数:7  累計獲得星数:24
    • 腐女子です。
      でもGLとNLも好きであります。
      ファンタジーなんかも好きです。
      パソコンが使えるようになったので復帰です。
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