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シリーズ:東京書皮レビュー
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東京書皮レビュー

作者:GoldShip

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    本屋さんのブックカバーが沢山あるので、よさげなカバーと本屋さんを1つずつ紹介してみようかと思います。


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    東京書皮レビュー 2425文字

     



    東京書皮レビュー  

     

     

     

    GoldShip
    ■はじめに

     本屋で本を買うと書皮(ブックカバー)をつけてくれますね。家に帰ると捨てられてしまったり、読書家の人は愛用の革製ブックカバーに付け替えてしまったり…… イマイチ良い扱いをされないのが書店ブックカバーの宿命です。でも、よく見るとデザインや紙質に本屋さんごとの個性が現れていて、大変興味深いモノ。


     ちょうど手元に本屋さんのブックカバーが沢山あるので、よさげなカバーと本屋さんを1つずつ紹介してみようかと思います。


     いいな、と思うカバーがあったら、ぜひお店に行ってみてもらえると嬉しいですね あと、ステキブックカバー情報とかあったらコメント欄で教えてください。


     

    1.書原

     阿佐ヶ谷ほか都内に10店舗くらい展開する東京ローカルチェーンの本屋さん『書原』さんのブックカバーです。





     シンプルながらも「本好き」を狙い撃ちしたデザイン。電車内や公園でドヤ顔しながら使いたくなるタイプですね。
     そのまま使用しても良いですが、マス目や魚尾に書名や書き込みを入れても良いですね。利便性が上がるし、「味」が出ます。センス問われますが。
     単体で良いデザインのブックカバーは他にも色々ありますが、このように「読者が何かを書き加える事」を想定/対応したものは珍しいとおもいます。


    書原さん、都内にいくつかお店がありますが、個人的には六本木のお店が好きですね。
    あまり広くはない店内に、背の高い棚と平台がギッシリ敷き詰められた店内は圧巻です。最後に行った時は、棚の最下段を一段抜いてまで、平積みでガンガン攻めてました。店内は所謂「紙の匂い」がして、立っているだけで幸せになれます。


    お店もお客さんも本が好きなんだなーという空気を感じられる本屋さんとブックカバー、とても良いです。




    『書原』 了
     

    2.高円寺文庫センター(閉店)

     高円寺文庫センターさん、残念ながら一昨年の年末に閉店してしまいました。





     イラストはリリー・フランキーの手によるものとの事。このイラストを使った看板も店前に出ていました。


     この絵の雰囲気そのまんまの本屋さんでしたよね。音楽とか映画の本がたくさんあって、「文庫センター」なのにレジでフィギュア売ってたりして。


     あくまでも古本屋さんではなく新刊書店なんだけど、棚や店内の感じが「古本屋さん」。いかにも中央線、サブカルの街の本屋さん、そういう風情でした。




     個性的な街に、個性的な本屋さんがあって、個性的でダメな感じの若者やオジサンが迷い込む。この図式が成り立たなくなってしまうのは、とても残念。


     中央線で西に行く時は、このカバーをつけた本を携えて、在りし日を偲ぶのも良いかもしれません。中身は河出文庫・ちくま文庫あたりが良いでしょうか。






    『高円寺文庫センター』 了
     

    3.教文館

     「銀座」に対する僕のイメージって主にコレなんですが。





     なんというか、札に火を灯しつつ女体盛りするカチグミ・サラリマンが支配してる街、バブリーな男女が頽廃的な日々を送ってるんですねわかります、みたいな思い込みがありまして。僕みたいな下層民が有楽町方面から銀座に進んだら、数寄屋橋交差点の巡査に囲んで警棒で叩かれるんだろなという感が強い。
     まあそんな感じですから、「銀座の本屋」というだけでもう凄い偏見があったわけです。意識高そうな本と金の匂いする本しか無さそうですよね的な。


     今日は皆さんにそういった偏見を払拭して頂きたいのです。少なくとも教文館さんは違うと、声を大にして言いたい。






     ビルがまるごと本屋さんという、一部のナショナルチェーンを別にすれば繁華街には珍しいタイプの路面店。キリスト教系の本屋さんのようで、聖書のフロアや洋書専門のフロアがあったりします。


     先ずお店に入って感じるのが、あんまり広くないなーという事。そしてすぐに、「狭い」のではなく「密度がヤバい」という事に気付きます。


     例えば1階は雑誌のフロアなんですけど、そもそも置いてある雑誌の数が尋常じゃない。その上さらに、各雑誌のバックナンバーがやたら置いてあるんです。なぜこの広さでここまで。これはアレです、「お買い物に来るご婦人のためにファッション誌を~」という次元のノリではないです。資料としての雑誌を購入するプロの、まぁ何のプロなのかよくわかりませんが……を見据えた感じが。


     2階が一般書のフロアで、まぁハードカバー文芸書や新書・選書の類が気合い入ってるだろうなというのは予測可能な訳ですが、他にもやはり銀座だけにファッション関係・料理関係等が充実。更にそうした意識高い系以外にも、限られたスペースの中にコミックや文庫等をキッチリ配しています。そして言うまでもなく、棚・平台・フェア台に工夫が凝らされています。




     正直、銀座ナメてましたよね。ここはお金持ちの街である以前に、色々な世界のプロの街なんですよ。そこにいる人間も、売り物も、売場も一流というわけです。銀座スゴイ。コワイ。




     前フリが長くなりましたがブックカバーについて。「見栄え」しつつも出しゃばらないシックなデザイン、僕は好きですね。そして何より強調したいのが、このカバーにまつわるサービスです。


    実はこのカバー、色が2種類あって、レジでどっちのカバーをつけるか選ばせてくれるんです。その時の気分に応じて色が選べる。本の内容に応じて色が選べる。ものすごく細やかな心遣いが感じられます。銀座の本屋は「おもてなし」も一流でした。




    『教文館』 了

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    コメント

    • 初めて知りました。こんな風な楽しみ方があるんですね。私は地元横浜の有隣堂カバー(割とノーマル)くらいしか記憶にないのですが、なるほどーー面白いです!
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    • 東京銀座「教文館」のお店とカバー紹介を追加しました。
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    • 書いてみました。
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    • GoldShip
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