upppiは縦読みコミック(タテコミ)・イラスト・小説が無料で楽しめるサービスです!

ようこそ!ゲストさん
シリーズ:右手が恋人
閲覧数の合計:87

作品を編集する

  • シリーズタイトル・ジャンルの修正
  • この章を改訂する
  • この章を削除する
  • シリーズに作品を追加する
  • 表紙画像の変更

右手が恋人

作者:Y平

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

    手淫大好きな高校生の右手がとんでもないことに。


    登録ユーザー星:1 だれでも星:0 閲覧数:87

    右手が恋人 6255文字

     

    高校生である益雄は
    「チェーンソーであの小生意気な佐和子の裸体をずたずたに切り刻み、
     バラバラになった五体から、文字通り尻のみを借り、
     糞と尿にまみれた佐和子の尻をズタズタに犯してやりたい」
    と常人であれば思うだろう激しい憎悪を押さえ込み、フラフラとなって自宅に戻った。
    そして一心不乱に手淫を始めるのであった。

    激しい憎悪と筆者は記したが、それはあくまで常人であれば
    抱くであろう憎悪であって、実のところ益雄は歯牙にもかけていない。

    益雄は冗談ではなく手淫さえしていれば幸せであった。言い方を変えれば、
    手淫という快楽さえあれば、益雄にふりかかるあらゆる災難や批難は
    取るに足らないものである、という精神レベルに達してしまうほど、
    益雄は貶められてきた。


    益雄は幼少期から、あらゆる人間にいじめられてきた。それは一方では、
    益雄の醜すぎた顔のせいでもあるし、益雄はそれでいじめられてきたと思ってきた。

    ところが、本当のところは、己がコンプレックスゆえに捻じ曲がってしまった
    性格のほうに問題があった。もちろん本人は無自覚である。
    いや、たとえ益雄がそれを自覚したとしても、
    「そういう風にしてしまった周りの人間」をためらいなく恨めるほど、
    益雄は暴力的に神経を病んでいた。否、病むはずであった。


    上述のように病むはずであったところの益雄を救ったのは、言うまでもなく手淫である。
    益雄にとっては手淫は神さまであり、もはや宗教的と言っていいほどに
    手淫に自我を支配されていた。

    手淫に関するあらゆる高尚な論理、倫理などが益雄によって構築され、
    従って益雄が手淫にありがちな虚無感を抱くことは当になくなっていた。
    益雄はこと手淫に関しては、ずば抜けて超越した精神構造を持つことができた。

    もちろん、この段階へ至るまでの過程には、学術的に言えば
    「世間に対するコンプレックスによる逃避行動」だとか、
    「性的分泌物を出す機能の遺伝的若しくは突然変異的欠陥」などという
    最もらしい理論が絡んできただろうが、少なくとも今の益雄を説明付ける
    学術的事象を見つけることは、私の仕事ではない。

    であるから、この辺でいささか省略させていただく。
    とにかく益雄は熱狂的オナニストであった。


    益雄は自室に入るや否やベッドに寝転がると、脳内で佐和子を裸にした。
    そして過去13年間毎日してきた通りの方法で、数回に渡る手淫を終え、
    陰茎を握り締めたまま眠ってしまった。


    益雄の体に変化が起こったのはその次の日である。
    母親の声に起こされ、寝ぼけ眼でパジャマのボタンに右手をかけようとしたとき、
    益雄は異変に気がついた。右手が陰茎を握り締めていたときのまま
    微動だにしないのである。

    益雄は右手から陰茎をどうにかして抜き出すと。
    右手をしげしげと観察した。

    右手は筒状のものを握った状態のまま、開くことも、閉じることもできないようである。
    それは瞬間接着剤で固定されたようになっていて、いくら力をいれてもビクともしない。
    まるで初めから益雄の右手はこうであったと思えるほど、
    益雄の指先はピクリとも動かすことができない。

    そうこうしてるうちに、業を煮やした母親が「遅刻しますよ」と叫んできたので、
    益雄は観察を断念せざる負えなかった。

    左手だけを使い、どうにか制服を着ると、そのまま家を飛び出した。
    完全な遅刻であった。

    学校に着いても益雄の右手はペニスを握り締めていたときのままである。
    放課中にカッターナイフで、くっついている親指の先と人差し指の先の間を切ろうとしたが、
    刃が触れた瞬間に激痛が走り、断念した。
    益雄はその日は、左手のみで授業を受けねばならなかった。


    家に戻ると、両親が海外旅行に出かけ、家はもぬけの殻になっている。

    益雄は「平日に海外旅行だなんてどうかしてる」という
    当然の反感を抱くこともなく、ただ両親の不在を喜んだ。
    思う存分オナニーができるからである。

    熱狂的オナニストといえど、オナニーが他人に見られたくない事象であることは
    変わりないらしい。親の目を忍ぶ必要がないのは、益雄にとって好材料であった。

    さて益雄君。両親は海外旅行の益雄君。鼻息あらく玄関へ、飛び込みそそくさ靴を脱ぐ。
    ズボン脱ごうと轟々と、両手をベルトにかけようと、右手左手ベルトにかけて、
    さあはずせ、ベルトをはずせ。遮二無二ベルトをカチャカチャと、
    そしたら右手が動かない。途端に萎えたよおチンコさん。


    さすがの益雄もこれには参った。ペニスを握った形のまま微動だにせぬ右手を見るにつけ、
    性欲よりも心配のほうが大きくなってきた。
    「ひょっとして重度の神経症にでもかかったのでは?」と益雄は思った。

    「オナニーさえあれば幸せ」主義の楽天家も、やっとこさ自分の体を案じ始めたのだ。

    オロオロと自分の右手を見ながら、ひとしきり家中を徘徊すると、
    益雄は何やら変な気分になってきた。

    確かに恐怖感もある。一方では病院に行かねばという冷静な判断をする自分もいる。
    しかしそれ以上に体の内から沸き起こってくる何とも言えぬ性欲が、
    益雄の冷めつつある頭を侵食し始めた。この右手で思いっきり手淫したい!
    益雄の自我が崩壊し始めた。

    とろんとした目つきで右手を眺めていた益雄は、すわ、左手でもって
    乱暴にズボンとパンツを脱ぎ捨てると、イチモツを右手に滑り込ませた。
    そして小刻みに右手を上下にやり始める。

    益雄の右手の中は、なにやらヌメヌメと湿っており、若干体温も高いように思える。
    かつ右手は、朝方よりプクプクと腫れてきているらしく、その穴は狭く、非常によく締まる。

    しばらく上下動を繰り返していると、右手はグチュグチュと音を立て始め、
    次第に生臭いにおいを発するようになった。童貞の益雄であったが、
    どうやらこの臭いが女性の淫水の臭いであるということを本能的に感ずることができた。

    もちろん、益雄の頭の中では「そんな馬鹿な!」と今起こっている現象を
    必死に否定しようとする部分もあった。しかしその思いも空しく、
    それは性的快感の波に全て打ち流された。

    それどころか、快感に思うままに操られる自分に対する罪悪感が、
    いっそう益雄の性欲を掻き立てた。益雄はそのまま立て続けに4回射精した。

    不思議なことに、益雄が手淫すればするほど、時間が経てば経つほど、
    右手は大きく腫れていき、色っぽく丸みを帯びていく。
    もはや益雄の右手は5本の指の区別はなくなり、ゴムマリのような肉塊と化している。
    そして本来、小指だったはずの場所の横(ゲンコツの小指側側面)には、
    縦のラインの割れ目がすうっと入っている。

    益雄はその割れ目が女性器であると確信した。益雄のイチモツは本能的に
    その割れ目に吸い込まれていくようで、益雄はどうにもならない。

    右手がもたらすあまりの快感は、病院に行かねばという思考すら押し流し、
    そのうち益雄はとうとう動物のようになってしまった。
    涎を垂らし、白目をむき、狂ったように右手を求め続けた。
    右手はどんどん大きく膨らみ、桃色に紅潮していった。

    さあ、12回目の射精だぞと益雄が腰を浮かせ始めたところで、異変は起こった。
    益雄の右手の中から、「きりっ」という乾いた音が聞こえると同時に、
    益雄の全身をかつて経験したことのない痛みが襲ったのである。

    快感で精神的に緩みきっていた益雄は、突然の痛みに心臓麻痺を起こし、
    しばらく仮死状態に陥った。しかし運のいいことにすぐに蘇生をし、
    なんとか事なきを得たものの、そのまま朝まで失神するに至った。
    右手の中からは血がタラリと流れていた。言うまでもなく、この痛みは破瓜の痛みであった。


    益雄が失神している間に、益雄の右手はすっかり身の丈170cmの美しい女性の姿になった。
    と言っても、膣の部分で益雄の右手首とつながっているので、
    いささか動きづらそうではある。

    「右手」はその美しい「右手」の髪を右手でいやらしくすきながら、
    失神している益雄を愛おしそうな目で見た。
    いかにも抑えきれぬと言ったような愛情を、美しい顔いっぱいに浮かべると、
    益雄を居間にひきずり込み、カーペットの上に寝かせてやった。
    そして益雄が風邪をひかぬようにと、毛布をかけ、
    「右手」も毛布にもぐりこんで寝た。「右手」は幸せそうであった。

    ←前のページ 現在 1/2 ページ 次のページ→

    1ページ目に戻る
    ▤ 目次ページに戻る


    お気に入りリストに追加 この作品を応援する

    応援ボタンを押す事で作品の★が増え、作者に「イイね!」を伝える事ができます。

    コメント

    作者紹介

    この作者の人気作品

    • マリモの人形劇
      マリモの人形劇

      └<シナリオ形式>  浩輔とマリモ、浩輔の先輩のウレタン先輩は同じ大学で人形劇をやっていた。人形

    • 上からカラス
      上からカラス

      └女子高生渡部リサはイジメにあいながらも日々を必死に生きていた。イジメが苛烈になっていくさなか、ひ

    小説 SFの人気作品

    続きを見る