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シリーズ:オーラ
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オーラ

作者:巨魂

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    僕は人のオーラが色で見えるという特殊能力を持っている。
    遠い過去の事ばかり考えすぎている人は黒いオーラを放つ。
    遠い未来の事を見据えている人は白い色を放つ。


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    オーラ 3153文字

     

    僕は人のオーラが色で見えるという特殊能力を持っている。
    遠い過去の事ばかり考えすぎている人は黒いオーラを放つ。
    遠い未来の事を見据えている人は白い色を放つ。
    暗い色は過去を表わし、明るい色は未来を示す。
    醸し出されるオーラの量はその人の想いや情熱の量を表わす。
    だけど何故か自分のオーラは見えないんだ。
    この特殊能力を持っていても実生活で未だ活かせていない。
    けれどこの能力が勿体なくて、よく一人で街中に繰り出し人間観察をするようになっていた。

    今日は歌舞伎町に来ている。
    この町は様々なオーラを持った人たちがごった返していて、見ていて楽しいからだ。
    生き生きとした顔をした人が明るいオーラを纏っていたりする。
    こういう人達がどんな考えを持って、どういう行動をしているのか非常に興味があるのだが、なかなか話しかけることもできなかった。
    話しかけたところで何を話していいかも分からないし・・・
    逆に暗い負のオーラを纏っている人も多くいた。
    真っ黒く大きいオーラを纏っている人が警察官の職務質問を受けているシーンを見かけたこともある。
    憶測でしかないのだけれど、過去にこだわった恨み辛みの怨念のようなものがオーラに出てしまっているのではないか。
    また、後ろめたさをもった犯罪予備群のような人も暗いオーラを纏っているような気がする。
    (犯罪を犯しているところを目撃したわけではないのだけれど)
    オーラと顔つきは比例する場合が多い。
    無表情の人が大きいオーラを纏っていたりする時もあるのだけれど、内に秘めたる思いがあるんだなあと興味深くその人を凝視してしまう時があった。

    ブラブラ歩いているとバカデカい真っ白なオーラを纏った年輩の人を見かけた。
    限りなく黒に近い深緑のラバースーツに白いYシャツ、限りなく黒に近い紫色のネクタイに身を包んだやや細身の人だった。
    背筋が伸びていて、やや早歩きをしていて軽やかな雰囲気を持っていた。
    濃いシルバーのストレートヘア、全体的に飾り気は少なく清潔感のある人だった。
    顔に皺があったので50〜60歳くらいに見えた。ひょっとしたらもっといっているかもしれない。
    それはもう凄いオーラで太陽の如く光輝いており、半径2、3メートルくらいの波を打っているオーラだった。
    こんな人は今まで見たことなかった。

    僕はその人のあまりのカッコよさに、口をポカンと空けて見とれてしまった。
    全てを忘れて見入ってしまった。

    すれ違う時も目で追いかけ、凝視してしまった。

    彼の背中が見え始めた時に、道の反対側で驚いた顔をしている女性を見た。20代前半くらいに見える。目を見開いて口を開けて僕と同じように彼をみていた。
    その女性と目があった。
    お互いに笑ってしまった。
    彼を気にしながらその女性が僕に近寄ってきた。
    「ひょっとして貴方もオーラが見えるの?」
    「うん、貴女も見えるんですね。」
    「今の人凄くなかった?私今まで見てきた人にはあんな人いなかった。眩くて、溢れ出ていて。素敵すぎるナイスガイだったよね。」
    「僕もそう思ってた。今まで見た事なかったあんな人。」
    「それはそうと、私、この能力持ってる人に初めてあった。」
    「僕も初めてです。」
    「私だけの能力だと思ってたんだけど仲間がいたなんてね。ねえ、ちょっとお茶しない?ちょっと聞きたいことがあるの。」
    「ええ、いいですよ。」

    二人は喫茶店に入った。


    「私はミナっていうの、よろしくね。」
    「僕はヒロキといいます。」
    「早速なんだけどさぁ、キミってオーラが見えるんだよね。私のオーラってどんな感じ?
    キミもそうかもしれないけど何故か自分のオーラって見えないんだよね。」
    「・・・正直に言ってもいいものなんでしょうか。」
    僕は彼女の上半身のやや上に溢れ出ているものを目を凝らしながら言った。
    「うん、お願い。(ゴクッと喉を鳴らす)」
    「オーラの量はとても大きいです。なかなか見ないくらいの大きさです。」
    「ホント?じゃあさ、色は?どんな色?」
    色は遠い過去の事ばかり考えすぎている人は黒いオーラを放つ、
    遠い過去の事ばかり考えすぎている人は黒いオーラを放つ遠い未来の事を見据え、考えている人は白い色を放つ。
    「色は・・・やや明るい緑といったところでしょうか。」
    「み、み、み、み、緑???」ミナはどもった。
    僕はなんでそんなに驚くのだろうと不思議に思った。
    「そっかー緑かー。黄色まではいかなくても暗い橙色だと考えてたんだけどなー。まだまだ過去にこだわり過ぎてるってことかー、なんかショックー。」
    彼女は自分の色がもっと明るい色だと想像していたらしい。
    「ちょうど中くらいの色ではないでしょうか。でもややちょっと暗いのかな?」
    僕はフォローしようかと思ったが少し本音が出てしまった。
    「そうだよね。やや後ろ向きなのかなー。でも、まあいいやこれから色を変えていけばいいんだし。」
    「ボ・ボ・ボ・ボクのオーラはどんなかんじでしょうか。」我慢できずに聞いてしまった。
    「やっぱり気になるよね?実は君のオーラ結構珍しいのよ。笑っちゃいそうだし。」
    「珍しい?笑っちゃう?全然想像がつかないんですが。」
    「知りたい?」
    「そりゃあ、知りたいですよ。」
    彼女は僕の髪の毛あたりを非常に目を細めながら言った。
    「君のオーラってね。凄く眩いのよ。晴天の空の太陽のように真っ白。さっきのおじさんと変わらないくらい。」
    「やった!」僕は小さな声と小さなガッツポーズを出してしまった。
    「けどね、けどね。」
    「えっ?」
    「オーラがね。限りなく小さいの。まるで膜みたい。」彼女はクスクスっと笑った?
    「えええ?小さいの?俺のオーラ?」少し声を荒げてしまった。
    「ごめんね。ちょっと笑っちゃった。あまりにも少ないオーラだったんで。でもあれだよね。オーラの量って人のバイタリティに比例するところがあるじゃない。行動力みたいな・・・」
    「確かに。僕は少し面倒臭がりのところがあって、行動に移すまで時間がかかることが多いですが。」
    「でもその色って凄いんだよね。どこまで楽観主義なのかなって思っちゃう。」
    彼女は口元を抑えながらププッと笑いをこらえながら続ける。
    「何も考えてないわけじゃないんだろうけど、過去に囚われないんだろうね。未来の事しか考えてないんでしょ。それも才能なのかなぁ?」
    「失礼な!僕はこれでも努力しているんです!」
    「ごめんごめん。私が緑ってことを考えるとその色羨ましいなぁ。」
    「僕もその貴女のオーラの量が羨ましいです。」

    ほんの少し、沈黙が訪れた。

    「私自身がそうだからかなぁ。私オーラの量が多い男の人を好きになることが多いんだよね。」
    「僕のようなオーラの小さい人は嫌いってことですか?」僕は少し膨れた。
    「いやそこまでは言ってないけど、思いの力、気力が強い人って魅力があるってこと。勿論色が明るい人もいいけど量が多い人の方がより惹かれるかも。」
    ぼくは勝手に振られた気分になった。
    「気力ですか・・・やる気みたいなもんですかね。僕にはそれが足りないと・・・」肩を落としてションボリしてしまった。
    「いいじゃん。その神様レベルの明るさがあればどうにでもなるでしょ?」
    「なるもんですかねぇ。」
    「私は未来を見据えるための気の持ち方の工夫、努力をしなきゃダメよね。」
    「そのオーラの大きさだったら余裕で克服できると思いますよ。」僕もフォローを入れた。

    「私たちこれからも連絡を取り合わない?自分のオーラがどう変わっていくかも今後知りたいし。」
    「いいですよ。勿論。」僕はオーラの量を増やして貴女を惚れさせてやるという言葉を飲み込んだ。

    連絡先を交換して店を出て、別れた。

    さてこれからお互い切磋琢磨してオーラを磨いていくことになったのだが、どうやってオーラを増やしていこうか。
    色々な方法や試してみたいことが頭を駆け巡った。
    よしっ楽しんでいこう。

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