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BL小説表紙コンペ
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2013年8月より募集を開始いたしました 『黒木くんと美月ちゃん』表紙コンペ には29作品のご応募を頂きました。作品応募頂きました方々及びコメントや評価を頂いた読者の方々、本当にありがとうございました!

以下、選出作品と選評を発表させて頂きます。また一次選考通過作品については短評を掲載させていただきましたので、ぜひご覧頂ければ幸いです。

⇒ 『黒木くんと美月ちゃん』表紙コンペの概要はこちらをご覧ください
※選出作品び最終選考作品には選評を掲載しています。
『黒木くんと美月ちゃん』表紙コンペ選出作品
選出作家:りむ
選出作品

※りむ様へはイラスト利用契約手続き及び利用料お支払いの為、
別途upppiよりご連絡させていただきます。

審査員選評
 この作品の最も注目すべき点は、キャラクターの表情です。
 黒木の表情は特に素晴らしく、特長的なじと目とその視線はBL小説の表紙であるという制限の中でコンプレックスが強い性格を非常によく表せています。美月もまた、黒木を見るその表情と視線で彼の感情を読み取ることができます。
 また二人の距離感が絶妙な構図もよい点でしょう。近すぎず遠すぎない位置取り、その上でふれ合わせているというこの描き方は二人の関係性を実によく表現しています。
 更に構図については、一目でタイトルがここに入るであろう位置がわかる空間の作り方、夕日の色に映える制服の白などもきちんとキャラクターに目がいくよう考えられている点と言えるでしょう。
 審査員の中で「黒木くんと美月ちゃん」と言われて一番しっくりくるのはこの作品だという意見が一致したのも納得の出来でしょう。
upppi公式アドバイザー弓島
『黒木くんと美月ちゃん』作者(神野夕)総評
 皆様、「黒木くんと美月ちゃん」の表紙イラストコンペに参加してくださり、本当に有難うございました。
思えばこの29日間、毎日わくわくしていたように思います。

根暗とゴリラ、どちらも描くのが大変だったと思います(笑)
ですが、皆様にこうして素敵な絵にしていただいて本当にうれしいです。
爽やかで青春で、キラキラした作品が多く、「私のイメージしていた二人以上だ!!」と思いました。

個人的に、童話っぽい雰囲気で作品を表現してくださったnana8さんのイラストが印象に残りました。
かっこいいゴリラもとい美月と、可愛らしい黒木。皆様の描いてくださった二人が眩しいです。
なかには文山さんまで描いてくださる方もいらっしゃいました。
自分の考えたキャラクターを絵にして頂くことは初めてでしたが、こんなに嬉しいものなんだなぁと改めて思いました。

りむさん、表紙選出おめでとうございます。
今回、表紙に選出されたりむさんの作品は、黒木が私のイメージにぴったりとあてはまっていました。変なあだ名をつけられるほどの黒木ですから、目つきが悪くそして暗い印象のイメージでした。りむさんの描いてくださった黒木は見事にそれを表しています。黒木とは対照的に元気で明るくていきいきした美月。二人のコントラストが一番はっきりしていたと思います。青色や向日葵を基調とした作品が多い中、りむさんのイラストは夕暮れの体育館わきという1シーンを描いてくださいました。作中の練習終わりの場面が上手に描かれていて、一目見た瞬間惹かれるものがありました。
美月の力強い手が黒木の頭を撫でていて、それを迷惑そうな、それでいてまんざらでもなさそうな顔で見ている黒木。作品全体から二人の距離感が垣間見えます。
私の文の未熟さが、りむさんの素敵なイラストでカバー出来るかと思います。

改めまして、皆様素敵な作品を有難うございました。
最後に、私にこのような機会を与えてくださったupppi様に感謝を申し上げます。  
神野夕
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一次選考を通過した以下7作品につきましては、それぞれ審査員の短評を添えてご紹介いたします。

一次選考通過作品
  • 審査員選評
     キャラクターの表情が実に明るく、光の加減やひまわりも相まって雰囲気が非常に良いイラストです。美月の強引さや黒木の気恥ずかしさ等も表情に表れており、その点では文句なしです。ただ、明るいBLイラストとしての安定感はあるのですが、『黒木くんと美月ちゃん』のイラストという点を考えると、もっと作品ならではのオリジナリティが欲しかったところです。また、キャラの顔周辺に全ての良さが詰まっており、筆が乗っている箇所とそうでない箇所が明白になっている点も若干のウィークポイントとなりました。
    株式会社パピレス販売担当:新堂
  • 審査員選評
     この作品は独特のアートスタイルを持ち、更に画力やキャラクターの表現が大変優れています。黒木君の長い前髪や天然パーマなどの特徴は「ちょっと暗いオタク」設定にぴったりです。
    美月ちゃんも完全なる「ゴリラ!」イメージですが、爽やかな笑顔の描写がとても上手く、「女の子にモテモテ」という原作の設定をよく現せているのではないでしょうか。
    そして何よりも素晴らしのが、二人の関係性の表現です。拒否されてもニコニコする美月ちゃんと嫌がっていながらも嫌がっていないような黒木くん、二人のポーズが生き生きしています。
    惜しむらくは、絵柄全体の雰囲気が若干暗くなってしまった点です。
    作品の明るいイメージをもう少し反映する事ができれば、更に高い評価を得られたものと思います。
    株式会社パピレス販売担当:リリー
  • 審査員選評
     「キモい天パオタク」と「2m級ゴリラ」という2人の特徴は守りつつも、キャラ萌えしてもらえる絶妙なキャラクター描写をしています。
    黒木君をきちんと180cmある男子として描いている点も評価が高いです。
    一方で、黒木くんを見つめる美月ちゃんの表情に関しては、審査員から
    「人によって好悪が大きく別れる描写である」
    「作中の2人の関係性と表情描写との間に若干の違和感がある」
    等の意見も挙げられました。
    また、技術的な部分になりますが、衣服の光沢表現は一歩間違うと「塗りが荒い」という評価もされかねませんので、その点は研究の余地があると思います。
    株式会社パピレス企画担当:狩屋
  • 審査員選評
     この作品の優れた画力は各審査員から高い評価を受けました。
    色鮮やかな明るい雰囲気を上手く表現するのみならず、黒木くんのニキビやひまわりの花びら等、細部まで丁寧に描れた実に質の高い作品です。
    また、美月ちゃんと黒木くんの親しい間柄・内面性の表現についても、二人の表情や動きからよく伝わっており、作品への深い理解が感じられます。
    惜しむらくは、美月ちゃんの顔を普通のイケメンとして描いてしまったこと。
    「ゴリラ」という重要な設定イメージの表現という点が、選考にあたって最もネックとなったポイントです。
    株式会社パピレス販売担当:リリー
  • 審査員選評
     雰囲気や二人の表情、容姿の特徴などはよく表現されており、特に黒木のジト目はいい味を出しています。ですが、全体の技術的な面で選考に一歩届きませんでした。方向性は合っているだけに非常に惜しい。また、小物は少し出し過ぎで画面がごちゃついてしまっているので、シンプルにまとめた方が見栄えが良くなるでしょう。
    株式会社パピレス販売担当:新堂
  • 審査員選評
     2人のキャラクターは極めて作品に忠実に描かれ、その内面・関係性が上手く表現できています。構図にも問題無く、画力も十分。特に爽やかな画風へ大変好感を抱きました。
    本作がジュブナイル小説或いは少年漫画として構成・販売されるという前提であれば、このイラストはまさに表紙を飾るに相応しいものかと思います。
    ただ、本作はその描写が極めてライトとはいえ、ボーイズラブの観点で描かれ販売される作品です。その点を考慮した時、BLとしての表現力・読者に対する訴求力が審査結果を分けるポイントになっています。
    株式会社パピレス企画担当:毒島
  • 審査員選評
     応募作品の中でも卓越した色彩センスを感じたのが本作です。赤いビブスと濃い青空が相まって、作品全体を爽やか且つ綺麗にまとめています。パッと見た瞬間に目に留まりやすい配色が施されているため、訴求力の面でも十分に期待が持てる作品でもあります。一方、物語の限られた一部分を強調した作品であるが故、内容示唆の観点では問題視する声も上がりました。その点がネックとなり最終的には選出作品に一歩譲る形になりましたが、地力の高さが見て取れる極めて優秀な作品であると言えるでしょう。
    株式会社パピレス企画担当:狩屋
『黒木くんと美月ちゃん』表紙コンペ審査員総評
 「黒木くんと美月ちゃん」表紙イラストコンペ。多数の応募、コメント、誠にありがとうございます。
 今回も様々な黒木と美月を見ることができ、私としても非常にうれしく思っています。

 今回の審査は今までで初めて最終選考なしでの選出作品決定という結果となりました。
 と言いますのも、一次選考を通過した時点で審査員達の評価が選出者であるりむ先生が頭一つ抜けた結果となったからです。
 このまま一次選考通過者の中から最終選考者を出したとしても、この時点でりむ先生が選出されるだろうという意見が合致しました。そういうわけで異例の形とはなりますが最終選考なしの選出とさせていただきました。そのため一次選考通過作品全てに今回はやや短いですがコメントをつけさせていただく形を取っています。

 今回多くの作品で評価されたポイントが「美形ではない」と作中で明言されているキャラクターに対するBL的表現の仕方です。みなさん工夫が見られこちらは審査員からも「こんなやり方をするとは!」と関心の声が多くあげられました。
 また、今回の応募作品の傾向をまとめますと「想像しやすい故に細かい差が顕著になりやすかった」と私は思います。
 学生であるゆえに多くはワイシャツの学生スタイルですし、タイトルのイメージなのか二人が並んでいる姿が多く見られました。
 以前から再三言っています色味が目立ちやすかったと思います。どうしても二人が同じ服装だとかぶりやすいです。みなさんこちらを意識してかワイシャツの胸のあたりになにかしらを持ったり置いたり、構図をそもそも変えて目立たなくさせたりして工夫が見えました。この表紙コンペも第四回ということで、その点を意識して描いていただけたのかと思います。

 長きにわたりました表紙コンペも、ついに最後となりました。
 まったく初の試みに審査員一同どうなるかと思っていた反面、回を追うごとに気づけばみなさんがどういった形でキャラクター達を生み出すのか、毎回わくわくしていました。
 複数回応募していただいている方では、おしくも選出を逃しましたが確実に上達しているのがわかる方も多かったです。前回を参考に様々な工夫をしているところは、流石と感心させていただきました。この表紙コンペ以外でも、この技術はきっと実を結ぶはずと私は確信しています。
 4回という長い期間での企画に参加いただき、イラストレーターの皆様、読者の皆様、そして素晴らしい作品を執筆頂きました著者の皆様、改めてありがとうございました。
 今後もupppiは皆様により楽しんでいただけるサイト作りを目指し、様々な施策を行っていく予定です。皆様の参加を是非ともお待ちしています。
upppi公式アドバイザー弓島