検索
ゲストさん
  • upppi(ウッピー)では小説や漫画・イラストの投稿が誰でも無料で出来る&読み放題!

シリーズ:用の無い所

閲覧数の合計:410

作品を編集する

  • シリーズタイトル・ジャンルの修正
  • この章を改訂する
  • この章を削除する
  • シリーズに作品を追加する
  • 表紙画像の変更
  • 閲覧数:410
  • 用の無い所

    作者:風呂助

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

    お題:宗教上の理由で出会い/「ここは用の無い奴は用がない所だが、アンタはここに用が無いだろう?」



    用の無い所 1064文字

     

     拝啓。皆様へ。

     これはヒトデの出てくる話です。他にも何か青いと書くしか
    どうしようもないモノや、柔らかいのが出て来ますが、別に
    まずヒトデと、その話し相手が出て来ます。そういうお話です。

     但し、申し訳ないのですが、能の無い筆者が風邪の間に
    思い出しながら書いた事で、間違っていたらごめんなさい。

     で。

     なので、既に退屈だと思えば、気に掛ける事もないですし
    まぁ少しは付き合ってみようと思う。そういう心持ちもあり、
    どちらも大きく違うという事は無いでしょう。けれども、
    ヒトデと話し相手のようであれたら、嬉しいのです。


     その場所に用が無かったヒトデが、何故やってきたのか。
    考える必要はありません。用が無いから来たのです。
    用があれば、ヒトデは用を足しに出掛けたりするのです。

     ヒトデは冬が好きでした。これは精一杯の自己紹介。
    大きい小さいとか、何色なのかとかはヒトデが自分から、
    わざわざ紹介しなくても良いのです。見れば判ります。

     ですから冬が好きなヒトデは、冬が好きだと伝える相手に
    出逢ったというわけです。用の無い所で話し相手に会う。
    フライパンを逆さにしてから、目玉焼きを料理するみたい。

     冬は空気が澄んでいますから、夜空が大きく見えますし、
    沢山の星が瞬いています。ヒトデは自分に似ている様な。
    そんな気持ちがしていたのです。冬の砂浜で星を見ながら。

     で。

     なんとなく、海岸で波に洗われながら、いつか瞬きたい。
    そのように考え始めたのです。ヒトデは星になりたいとか、
    大それた気持ちは無かったのですが、瞬きたいと思いつつ。

     星の王様は水瓶のお星様や、双子のお星様にお言葉を、
    優しくかけておられるそうです。そこにヒトデも入りたい。
    獅子にも蠍にも及ばない、むしろオリオンや北極星など。

     それは太古からの神話による集まり。賑やかです。
    誰かが、紹介したのでしょう。瞬く星は集まります。

     憧れるばかりです。憧れるばかりだから。
    だって星々様は、常に仲間達と旅をしています。
    ヒトデのように寂しい気持ちにはならないのですから。

     で。

     瞬いていますか。輝いていますか。

     ヒトデは今も星のようにはなれません。けれども、
    沢山の輝き瞬く、そういう皆さんを知っていて、
    羨ましく思っても、妬んだりはしません。

     いつかそうなりたい。そのように思って冬も夏も、
    ただただ、空を見上げるのです。昼間は太陽に願って、
    夜中は月に感謝しながら。そうして想いがつのると決まって。

     雨か雪が降るのです。

     例えば星が堕ちるように。

     海はキラキラしています。

     砂もピカピカひかるのです。

     誰も瞬きますように、魔法をお授けくださいまし。



     ―― かしこ。

    ←前のページ 現在 1/1 ページ 次のページ→

    1ページ目に戻る
    ▤ 目次ページに戻る


    応援ボタンを押す事で作品の★が増え、作者に「イイね!」を伝える事ができます。

    コメント

    作者紹介

    この作者の人気作品

    小説 ライトノベルの人気作品

    続きを見る