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シリーズ:弓道部部長の独り遊媚

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  • 弓道部部長の独り遊媚

    作者:西崎宮都

  • 無料作品 有料作品:¥0(税込) R18
  • 編集協力者:

     部室で一人自慰にふける不破渓士(ふわけいし。ボーイフレンド(仮)で主人公の先輩、弓道部部長)の前に、愛しく思っていた彼女が現れる。ひょんなことから彼女に自慰を手伝ってもらうことになり……。不破先輩一人称。



    弓道部部長の独り遊媚 12747文字

     

     部活が終わり、誰も居ないミーティングスペース。俺は部誌を書き終えるため、一人で今日も残る。
     ……部誌。
     言い訳だ。五分もあれば書ける。
     今日行った練習内容。部員の状況。特に今日は気になるようなことはなかった。今日部費で補給した矢の数は、後で会計担当に任せよう。
     そもそも、部誌を書くにはこの部屋は少し暗い。電気は半分以上消してあるのだから、手元を見るには少し支障がある。
     
     暗い方が良い。俺の手元にあるものをそれほど眺めていたいわけではない。
     これを何とかしないと、帰宅できないのだから――。
     
     部室の隅の長椅子に座り、硬く立ち上がったままの自分自身に手をかける。最初は恐る恐るだった行為だが、緩慢な刺激ではいつまでも収まらないことに気が付いている。
     少し強めに左手で竿を握りこみ、親指と人差し指で作った円の中を上下に通す。先程まで部員たちで賑わっていたミーティングスペースに、今は自分の喘ぎ声だけが響く。
     部員たちと最後の挨拶をする頃から既に立ち上がり始めていた自分自身は、皆を送り出し、硬く冷たいプラスチックの長椅子に一人で座ると、それだけで待ちわびたかのようにきつく立ち上がり、下着の間から顔を出す。これを自分で収めるしかない。
     ……自慰。
     自分で慰める、とはよく言ったものだ。少し左手が疲れたので一息つき、指ではじく。自分の意図と裏腹に立ち上がる器官はゆらっと動き、また元の位置に戻り、存在を主張する。
     こういうことをする時の自分の喘ぎ声が随分と大きいことに気が付いてしまってから、家ではもうできなくなった。
     部屋の壁も、風呂も、それほど壁が厚くはない。姉達に聞かれでもしたら。もし、鍵のない部屋のドアが開いたら。
     ……声を我慢して、布団に包まって試そうとしてみたが、それではうまくいかず、朝まで紋々とする羽目になっただけだった。
     それで。
     最終的に選ばざるを得なかったのが、ここ、部室の一角だ。部長なのが幸いした。部誌を書いて、施錠して。それが俺の役目だから。
     俺が最後まで残っていても、不審がる者は誰も居ない。
     普段、部員が何気なく座って談笑している長椅子が、まさかこういうことに使われているとは、誰も気が付いていないだろう。この場所を選んでから、俺は誰かが居る時に、もう座れなくなった。

    「頼むから……そろそろ収まってくれないか。お前がこうして頑張っても……彼女には入れられないからな。無駄に疲れさせないでくれないかな」
     俺は自分自身に話しかけつつ、左手を再び添え、上下に動かした。単調な刺激でも、彼女、というキーワードだけで一部が震える。
     そう、彼女。
     彼女の姿、声、時折見せる花のような笑顔。甘い香り。俺が突然声をかけるとびっくりして少し頬を赤らめて振り返る、頑張り屋さんな。彼女。
     こうしている間、頭に浮かべるのは彼女のことだけだ。
    「はぁ……あぁ……」
     困ったことに、思い浮かべるとさらに自身がいきり立つ。俺の脳内だけに居る彼女は、随分と積極的だ。
     特に、今週は、怪我をしたマネージャの代わりに弓道部を手伝ってくれている。体操服で、部員の間を甲斐甲斐しく動き回る彼女の姿は微笑ましい。
     
     ……いや、少し違う。
     頼むから、他の男に笑いかけないでくれ。

     学年も、教室の階も違うと、普段、彼女が他の男と親しく話している姿を目にすることはあまりない。
     だから、気が付かなかった。
     俺は彼女が好きだ。だが、俺だけではない。
     彼女が通るとその姿を目で追い、彼女が微笑むと顔を緩めてしまう、奴らがいる。
     願わくば。彼女を腕に閉じ込めて、他の男から隠して。
     揺れる髪から覗く可愛らしい耳元に囁きたい。
    「……好きだ……」
     妄想の彼女は、顔を真っ赤にして、それでもしっかりと頷く。
     どうして良いのか分からず、俺の腕の中で困っている彼女の小さな顎を取り、俺のほうに向かせる。少し俺は腰をかがめて彼女に唇を寄せる。触れた赤はとにかく柔らかく、しっとりとして。
     彼女がは腕の中で少し震えるかもしれないが、それでも顔を背けることはなく、ゆっくりと瞳を閉じる。
     まぶたに軽くキスをして、もう一度唇に戻る。薄紅色の上唇を軽く唇で食むと、甘いいちごの味がするに違いない。
     少し苦しそうに息をつく彼女の白い首筋をすっと撫でて、体操服の上着のジッパーをゆっくりと下ろす。上着を脱ぐと露わになる首元に顔を寄せ、甘噛みする。丸首のTシャツの襟元を撫でつつ、耳元で囁いてみる。
    「好きだ……」
     いつもの妄想に合わせて、左手を動かす。
     彼女の腰を引き寄せ、少し驚く彼女のシャツの裾から手を差し込む。きめの細かな脇腹をすっと撫で、くすぐったいと笑う彼女の背中に手を回す。
    「うぅ……くぅ……」
     そろそろとシャツを持ち上げ、下着を見る。薄桃色のレースが彼女の白い肌にはきっと似合う。
     これ以上は、と恥ずかしげに俺の手を押さえる彼女に、また口づける。それだけで力が抜けてしまった彼女からシャツの裾を取り返し、上から抜いてしまう。
     下着はそのままで、俺は彼女の首からむき出しの胸にかけて唇を這わせていく。ところどころ強く吸うと、白い肌に俺の痕が残る。
     ……体が熱い。なかなかいけない。
     この左手が……彼女のならば。
    「触って……」
     恐る恐る手を伸ばされた手を俺のに導く。どうすれば、と首をかしげる彼女に、もう少し強めで掴んでほしいと言う。最初は、彼女の手に俺の手も添えて、動かす。
    「あ……そこ……いい」
     すぐに彼女はこつを掴み、俺のを気持ちよくさせようと手を動かす。
    「んぁ……もっと……」
     体の熱がすべて一か所に集まり、溜まったマグマのように、出る準備をしている。だがなかなか思い通りにいかない。妄想の彼女の手が少しぎこちなく、熱がさらに加わる。
    「くぅ……もっと強く……」
     手はそのままで少し寄るように促し、俺は彼女のブラジャーに手をかける。肩ひもを少しずらせ、胸を隠したレースを少し下げる。弾む白い球に触れると、どんな声を上げるのだろう。
     小さく尖った先は何色だろう。唇と同じ、きれいな薄紅色か。
    「もっと、いいから、はぁ……」
     左手の動きに合わせ、大きくなる喘ぎ声を止められない。そして妄想の彼女も俺の言うとおりにブラジャーに手をかけ、すべてを見せようとする。
    「先輩……」
     妄想の彼女はこんな声で俺を呼ぶのだろうか。
    「ん、もっと……脱いで……」
    「大丈夫……ですか?」
    「あぁ……」
     妄想にしては妙にはっきりと上から降ってきた声。上を見るより早く、体操着から伸びるほっそりとした白い足が目に入る。
     顔を上げるまでもなく分かった。彼女の足、だ。
     自分の妄想から出てきたにしては妙に現実感がある。現れた彼女はまだ体操着の上着のチャックをきっちりと首筋まで上げており、そして、顔は妄想以上に真っ赤になり、俺を見下ろしていた。
     ……俺の、たぶん下半身を。
    「あ、あの……」
    「あぁ、どうしたのだ、こんなところで」
     我ながらなんという挨拶だ。
     たった今まで脳内で裸にして裸にしていた女が、現実に俺の目の前に居て、複雑な顔で俺を見ている。見下ろしている。
     現実が受け止められず、俺はとりあえず普通に喋るしかなかった。
    「あ……忘れ物、を……。そうしたら中から先輩の……声が」
    「忘れ物……か。探すといい……俺は……俺ももう……帰るから……」
     帰るって?
     こんな状況で、どこへ?
     痛いほど立ち上がったままの自分自身を何とかしないと、自分が立ち上がることもできない。
     そもそも彼女に何というものを見せているのだ、俺は。
     今更ながらに慌てて、とりあえず隠そうと、近くに置いてあるはずのタオルを片手で探す。
     出たものを軽く処理するために使う予定だった、少し古びたタオルを上からかけるが、どうしてもくっきりと自身の姿が現れてしまう。
     焦る俺を、彼女はそのまま動かずに、か動けずに、ただ突っ立って見ていた。
    「先輩……」
    「あぁ、すまない、少々……焦ってしまったな。俺としたことが」
     もう何を言っているのか良く分からない。
     喘ぎ、乱れていた、自分が勝手に作り上げた彼女の像がちらつき、まともに顔も見られない。少し慌てた声もまた可愛らしい。

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    作者紹介

    • 西崎宮都
    • 作品投稿数:12  累計獲得星数:17
    • 西崎宮都(にしざきみやと)。ボーイフレンド(仮)など版権小説中心に書いています。特に西園寺生徒会長(西園寺蓮)×赤主人公のR-18(官能小説)。読みたいシチュエーション、読みたいカップリングなどコメントで募集。

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